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Vol.48メンテナンス情報607、ビルクリの表紙に学ぶ、川崎ラゾーナの床材 2007.03.23
不況下のサンプルビル
ビルクリの表紙が何年かぶりで我々現場が話題に出来る表紙が帰ってきた。最近は我々現場に程遠い高尚な表紙が多く使われた。現場の代表的作業はトイレ清掃である。出来るならば我々清掃の重要性をあらわす表紙に出来ればと現場では語り合っている。バブル崩壊末期のランドマークタワー、六本木ヒルズ、その後のマルビルなどの現場にとって研究材料の宝庫である代表的ビルであり我々現場はサンプルビルと呼んでいるビルが久しぶりに紹介されている。
川崎ラゾーナは最近川崎西口の再開発地区にオープンした5階建ての大型店舗集合施設といえる。川崎駅と直結しているという点が車でのアクセスが多い郊外型店舗との大きな違いである。駅隣接再開発は品川、汐止めなどがあるがオフィスを含まない販売施設で駅隣接ビルは少ない。また東京中心部の原宿ヒルズなどは建築資材なども1段上のものが使われているエリートビルといえる。この点ラゾーナは東芝跡であり不況下のサンプルビルとしては最も良いビルといえる。我々現場は50年前から代表的ビルの床材を観察し続けているが、これ等のビルをサンプルビル(現場)と呼んでいる。ランドマークタワー、もバブル末期の代表的ビルとしてよごれの状況を記録している。川崎ラゾーナが2007年サ ンプルビルとして適している理由は、@自由に出入りでき、Aかなりの通行量がある。2006年建築資材展で見られる代表的資材が使用されている。これ等の理由である。
まず最近のビルの特徴である目に見えるところは自然にやさしく安くて高そうで変わったデザイン優先の設計である。目立たないところは鉄骨までぬくという建築業界である。もちろんメンテのし安さなどビルメンのことなどは考えていない。
バブル時の本石は無く入り口付近の壁面にわずかにライムストーンが使われている。石材はいわゆるスレートと呼ばれる割肌であり、粘板岩、変成岩である。1階入り口は黒系の変成岩であり、室内は鉄分を含んだ粘板岩と思われる。いずれも割り肌である。
推測で粘板岩マントルクロームではないかと考えている。判別試薬や顕微鏡があれば現場で判別できるが外見だけの推測である。メンテナンスの難易度判定評価のためには少なくともしみこみテストだけは行っておきたい。
1階2階は一応天然石が使用されている。3階から上は今流行の天然石材風セラミックタイルが使用されている。おそらく中国産と思われるが、ワックス不要メンテ費用はひろい掃きとの製品であろう。次に目に付くのが外装用フローリングと思われる木床が目に付く、横浜大桟橋、マルビル、品川インターシテイなどに見られる今流行のアフリカ産外装用木材と思われるが触ってみるとおそらくプラスチックであろう。これが使用されているのビルをご存知の方はお知らせ願いたい。ただしこの床材は隙間がありこの中によごれやごみが入り込んだ場合の対応を考える必要がある。

メンテ不要セラミックタイルも品物によっては六本木ヒルズなどでクレームが起きている同種の床材の結晶化ガラスが床に使用されないのも欠点の無い完全な床材はないということである。またメンテナンス不要の床材は無いことも同様である。
異常は共用部門の床材の種類であり、正確には現場で出来る判別法により、試薬や顕微鏡などを使い判定しなければメンテ法も確立できない。特に下層階の石材は吸い込みテストを行いしみの取れやすさとつきやすさの判定が必要である。この報告は外見からの判断で正確なものではないことを再度お断りしておく。
それよりもおおくのメンテ上の問題を含む建築素材が各店舗に使用されている。こちらのほうが研究材料に事かかない。資機材メーカーはメンテの注意点は商品の欠点であり教えてはくれない。クレームの防止は各ビルメンがもつ現場資材判別技術すなわち試薬などの使い方のノウハウといえる。
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