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Vol.36 再び蛇紋岩とアスベストの関係 2005.07.22
クボタをはじめ過去にアスベストをとり扱った会社が軒並み大きな問題を抱えてしまった。いまかんがえてみるとこの大問題がおきる前に2つの前触れがあった。厚生労働省が2005年1月に発表した、アスベストによる肺がんの問題がテレビ報道された今後10年肺がんが多発するというショッキングな報告である。ところがその前に下記に述べるように2004年7月に蛇紋岩粉末のモルタルへの使用が禁止されたことがビル新聞に報じられている。ビルメン現場にとり無関係でないため1部関連現場に蛇紋岩がアスベストを含むことを連絡した。しかしこれは本年の肺がん多発予想の前振れであった可能性がある。厚生労働省は大手メーカーで死者が出ていることを理解していて、段階的に発表したことは間違いない。このため1部だけに連絡したビルメン現場向けデータの再配布を行う。
2004年7月厚生労働省労働基準局から(蛇紋岩系左官用モルタル混和材による石綿暴露の防止について)との通達が出された。蛇紋岩の中にアスペストが混在していることに対する注意である。蛇紋岩の粉末はモルタルに混合され刷毛ぬり作業性の向上が得られる。ビルメン業界で大理石に分類されている蛇紋岩は唯一の明るいグリーン系の石材である。
アスベストとは蛇紋岩が風化してできる石材繊維で非常に耐熱性がよい。同じような無機繊維のガラス繊維よりはるかに耐熱性がよく、腐食しない、電気を通さない。このためあらゆる分野で使用されていた。特に熱のかかるエンジンや鋳物、電気関係、建築素材などである。これは有史以前から使用されていたと考えられ、竹取物語に出てくる火に焼けない織物、火ねずみの皮衣もアスベスト製に間違いない。
ビルメン現場ではではアスベストタイルすなわち1950年代に大量に使われたPタイルがアスベストである。床タイルは磨耗するためほとんど現在では残っていないが壁面天井はそのままで、これが問題化している。
次にほとんど気づかれていないが床や壁面に大量に使われている蛇紋岩が含んでいるアスベストである。本年1月に蛇紋岩アスベストについてホームページに警告したがほとんど反応がなかった。そこで再度発表する。
蛇紋岩は石材業界では大理石に分類しているが変成岩である。緑色の石が少ないため大量に使用されている。また破片はテラゾーとして使用される。メンテナンスの上からは、大きなクレームはないが小さなクレームが絶えない石材である。特に2004年後半は急増した。ビルメンからの要点を以下に記す。
(1)蛇紋岩が分解するとアスベストになる (2)蛇紋岩は石材業者が大理石として販売しているが大理石でない大理石である(3)古くから使われている石であるが3Mの珪弗化処理の失敗をよく起こす (4)つや落ちクレームこの中には大理石を含んだ蛇灰岩に分類される石材もあり余計混乱を起こしている。台湾蛇紋、ギリシャ産のチノスグリーンなどかなりの種類があり、同じものでも性質にばらつきが多く、研磨の問題の起きる場合が多い。
この石材のクレームが本年増加している理由は。(1)インスペクター制度、(2)グリーン化 (3)リニューアル。 これらの問題とISO取得ビルメンのクレーム隠しと下請けへの押し付けが遠因となり、現場ではクレームが満ち溢れる現象がおきていると考えられる。現場ではクレーム対応は資材業者に聞くしかない状態であるが、商売につながらないクレームは業者も対応したがらない。20年前からこの石の性質を確認してビルメン現場に知らせておく必要があった。(1)この石の特徴の脂状のつやは自然退色しやすい (2)穴あきがおきやすい (3)われ易い。などの要点である。これらはビルメンの責任外であることを知らない管理会社とビルメン担当者が増えている。
以下のサンプル現場を見ておいて前もって報告書を提出しておく。サンプル現場とはその石材やカーペットが使用されていて、出入りがし易い現場で自社現場との比較事例に引用する現場である。
サンプル現場は(1)新宿グリーンビル (2)横浜ビジネスパーク (3)大森いすゞC築地聖路加 (4)東京駅八重洲 (5)幕張ビジネスパークE梅田地下街

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2004.08.27
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