クレーム対応術 Vol.13 蛇紋岩クレームとアスベスト肺がん
   
Vol13蛇紋岩クレームとアスベスト肺がん 2005.01.24

2005年1月になり、アスベストによる肺がんの問題がテレビ報道された今後10年肺がんが多発するというショッキングな報告である。下記に述べるように昨年7月に蛇紋岩粉末のモルタルへの使用が禁止されたことがビル新聞に報じられている。ビルメン現場にとり無関係でないため1部関連現場に蛇紋岩がアスベストを含むことを連絡した。
しかしこれは本年の肺がん多発予想の前振りであった可能性がある。このため1部だけ連絡したデータを再度貼り付けを行う。
04年7月厚生労働省労働基準局から(蛇紋岩系左官用モルタル混和材による石綿暴露の防止について)との通達が出された。蛇紋岩の中にアスペストが混在していることに対する注意である。蛇紋岩の粉末はモルタルに混合され刷毛ぬり作業性の向上が得られる。ビルメン業界で大理石に分類されている蛇紋岩は唯一の明るいグリーン系の石材である。
大きなクレームはないが小さなクレームが絶えない石材である。特に本年後半は急増
(1) 蛇紋岩が分解するとアスベストになる(2) 蛇紋岩は石材業者が大理石として販売しているが大理石でない大理石である(3) 古くから使われている石であるが3Mの珪弗化処理の失敗をよく起こす(4) つや落ちクレームこの中には大理石を含んだ蛇灰岩に分類される石材もあり余計混乱を起こしている。台湾蛇紋、ギリシャ産のチノスグリーンなどかなりの種類があり、同じものでも性質にばらつきが多く、研磨の問題の起きる場合が多い。
この石材のクレームが本年増加している。(1) インスペクター制度 (2) グリーン化 (3) リニューアル。 これらの問題とISO取得ビルメンのクレーム隠しと下請けへの押し付けが遠因となり、現場ではクレームが満ち溢れる現象がおきていると考えられる。現場ではクレーム対応は資材業者に聞くしかない状態であるが商売につながらないクレームは業者も対応したがらない。20年前からこの石の性質を確認しておく必要がある。(1) この石の特徴の脂状のつやは自然退色しやすい (2) 穴あきがおきやすい (3) われ易い
これらはビルメンの責任外であることを知らない管理会社とビルメン担当者が増えている。以下のサンプル現場を見ておいて前もって報告書を提出しておく。サンプル現場とはその石材やカーペットが使用されていて、出入りがし易い現場で自社現場との比較事例に引用する現場である。
サンプル現場は(1) 新宿グリーンビル (2) 横浜ビジネスパーク (3) 大森いすゞ (4) 築地聖路加 (5) 東京駅八重洲 (6) 幕張ビジネスパーク(7) 梅田地下街

2004.08.27

 

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